保険診断ラボINSURANCE REVIEW LAB ← トップへ戻る

ホームコラム変額個人年金保険とは

VARIABLE ANNUITY

変額個人年金保険とは?
平準払いと一時払いの違い・
費用の相場・
iDeCoやNISAとの使い分け

公開:2026年9月5日/最終更新:2026年9月5日
/監修:株式会社アールラボ

「個人年金保険」は円建て定額・外貨建て・変額の3つで、リスクも税も違います。
ここは変額型の話です。

  1. 運用実績で年金額・死亡給付金・解約返戻金が変動
    解約返戻金の最低保証はほぼ無い
  2. 平準払いと一時払いは別の商品。一時払いの保険関係費用は年1.2〜2.9%
  3. 個人年金保険料控除の対象外。税の効果はiDeCoが大きくなりやすいが、払込免除は保険にしかない。
01 — THREE TYPES

個人年金保険の3つの型

運用受け取る額主なリスク
円建て定額一般勘定・契約時の予定利率契約時点で見通せる金利上昇時の機会損失・インフレ
外貨建て米ドル・豪ドルなどで積立円換算は為替次第為替・為替手数料
変額特別勘定(株式型・債券型など)運用実績で変動解約返戻金の最低保証ほぼ無し・費用の層が多い

出典:生命保険文化センター「変額個人年金保険」

02 — WHAT IS GUARANTEED

最低保証はどこにあるか

項目最低保証補足
年金原資・年金受取総額商品によりあり/なしあり型は費用が高い傾向
年金開始前の死亡給付金多くはあり無い商品もある
解約返戻金ほぼ無し払込総額を下回ることがある

受け取り方(確定年金/保証期間付終身/有期)で、早く亡くなったとき残りが戻るかも変わる。

03 — FEES

費用の相場:
平準払いと一時払いは別カテゴリ

図1 保険関係費用(積立金に対する年率)
の開示水準(2026年8月)

平準払い・最小0.10%
平準払い・中央値(9社)0.45%
平準払い・最大0.75%
一時払い・最小1.20%
一時払い・中央値(5商品)1.85%
一時払い・最大2.90%

一時払いは年金原資の最低保証を内包する分、費用が高い。これに信託報酬(0.06〜1.2%台)と解約控除が加わり、どちらも危険保険料は非開示。バーは2.90%基準の比率。

関連:変額保険の手数料はいくら?。水準は各社の契約締結前交付書面・公式サイトの開示値。

04 — TAX

税金:個人年金保険料控除は使えない

場面扱い
保険料を払うとき一般生命保険料控除(所得税4万円・住民税2.8万円が上限)。
個人年金枠は4要件(受取人=本人か配偶者/受取人=被保険者/払込10年以上/受取開始60歳以降で10年以上か終身)が要り、変額型と一時払いは対象外
年金を受け取るとき
(契約者=受取人)
雑所得(年金額−対応する払込保険料)。源泉徴収は差引後×10.21%、25万円未満なら無し
払った人と受取人が違うとき受取開始時に贈与税の対象になることがある
解約するとき
(契約者=受取人)
一時所得:(受取額−払込総額−50万円)×1/2

出典:国税庁 No.1140同 No.1490。税額は個別の状況で変わります。

05 — iDeCo / NISA

iDeCo・NISAとの使い分け

変額個人年金iDeCoNISA
払うときの税一般生命保険料控除(上限あり)掛金が全額所得控除なし
増えた分の税年金は雑所得・解約は一時所得運用中は非課税・受取時に課税非課税
引き出し解約可(解約控除あり)原則60歳まで不可いつでも
働けなくなったとき払込免除で積立が続く商品あり拠出は止まる積立は止まる
万一のとき死亡給付金(多くは最低保証)死亡一時金として遺族へ残高が相続財産へ
費用保険関係費・信託報酬・解約控除口座管理手数料・信託報酬信託報酬など

iDeCoは2026年12月1日から拠出限度額が引き上げ予定(自営業等 月6.8万→7.5万円、会社員・公務員等 月6.2万円に統一)。
分かれ目はいつ使うお金か(60歳前ならiDeCoは向かない)と働けなくなっても積立を続けたいか。どれが得かは断定しません。

出典:iDeCo公式サイト金融庁「NISAを知る」/関連:NISAと保険

06 — CHECKLIST

契約前・見直し前に確認する5点

1
円建て・外貨建て・変額のどれか

商品名だけでは分からない。運用のしくみの項で確認。

2
受け取り方の型と保証期間

早く亡くなったとき残りが戻るかが変わる。

3
解約控除の期間と使う時期

使う時期が控除終了より前なら目減りが確定。

4
払込免除特約の有無と条件

対象の状態は商品ごとに違う。特約の保険料も確認。

5
どの控除の枠に入るか

変額型は一般枠。終身保険などで既に埋まっていないか。

07 — FAQ

よくある質問

変額個人年金保険とは何ですか。

株式や債券を中心に特別勘定で運用し、運用実績で年金額・死亡給付金・解約返戻金が変動する個人年金保険です。解約返戻金にはほとんどの場合最低保証がありません。

個人年金保険料控除の対象ですか。

対象外で、一般生命保険料控除の枠に入ります。個人年金枠は払込10年以上・受取開始60歳以降など4要件が必要で、変額型と一時払いは一般的に対象外です。

iDeCoとどちらが得ですか。

税の効果はiDeCoが大きくなることが多い一方、iDeCoは原則60歳まで引き出せず、働けなくなると拠出が止まります。変額個人年金には払込免除で積立が続く商品があります。一律には断定できません。

一時払いの変額個人年金の手数料はどのくらいですか。

2026年8月の開示例で保険関係費用が年1.2〜2.9%(中央値1.85%)。年金原資の最低保証を内包する分、平準払い(年0.10〜0.75%)より高い水準です。

年金を受け取るときの税金は。

契約者と受取人が同じなら雑所得で、年金額から対応する払込保険料を引いた残りが所得です。払った人と受取人が違うと受取開始時に贈与税の対象になることがあります。

解約返戻金シミュレーター(無料)

平準払いの変額型なら、費用の率と年数を入れて
積立金の目安とNISA・課税口座との差を並べられます。

シミュレーターを開く →

老後資金全体の試算は 資産運用シミュレーター(fp-lab.jp) へ。

2026年9月5日時点の各社の開示資料・生命保険文化センター・国税庁・iDeCo公式サイトの公表内容に基づく一般的な解説です。特定の保険会社・商品をすすめるものではありません。
お手元の設計書がどの型にあたるかは、
写真をLINEで送るだけでAIが読み取って整理します。

LINEでAI無料診断